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墨東常夜灯 [散歩]

 前回、牛嶋神社を参拝したとき行きそびれた、もともとあった場所に行ってきました。昭和七年に現在の場所に移ってきた当神社が、関東大震災以前にあった場所は、この墨堤常夜灯の東側だそうです。いまでは隅田川沿いの堤防にそった歩道で、気持ちいい散歩コースとなってます。
 すぐ側には「桜もち」で有名な長命寺があります。今回も、この「山本や」に寄って、店内で桜もちと茶を楽しみました。できたては美味いですね!
 古地図によると、長命寺と牛嶋神社が並んでますから、往時は参拝者が両方を訪れ、このあたりは賑わっていたのかな、と想像してます。


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東京プリンスホテル [散歩]

 夜に訪ねたので、東京タワーを背景に撮影。東京プリンスホテルは、東京オリンピック(1964年)に合わせて建造されました。プリンスホテルの由来は、西武グループの創始者・堤康次郎氏が、戦後、旧宮家・華族が都心部に所有していた邸宅地を買収し、そこにホテルを開業したからですが、この東京プリンスホテルのもとは徳川家霊廟跡です。ここにあったのは、二代秀忠(台徳院)、秀忠正室のお江(ごう)(崇源院)、六代家宣(文昭院)、七代家継(有章院)の霊廟と、九代家重、十二代家慶、十四代家茂の宝塔。徳川家霊廟は1945年(昭和20年)に空襲で大部分が焼失。霊廟に祀られていた徳川家の方々は、1958年(昭和33年)に改葬され、墓所は増上寺本堂裏に移転しているそうです。
 ホテル敷地内、入口前には空襲で焼け残った旧有章院霊廟二天門がいまだ健在です。
そうそう、奇しくも現在、戦火で消失した秀忠の墓所、台徳院殿霊廟の精巧な明治期の大型模型が約100年ぶりに英国から里帰りし、増上寺で公開中です。

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かねやす [散歩]

 今も本郷二丁目にその名を残している江戸時代の小間物屋さんです。店先の看板に書かれた川柳を読むと、「本郷も かねやす までは江戸のうち」だそうで。現在の本郷と言えば文京区。まさに東京のド真ん中。それが江戸時代だと「ここから先は江戸じゃねえよ」なんて言われていたのかと思ったら……。
 実際は、享保15年(1730)に大火があり、本郷一帯が消失。防災上の観点から町奉行の大岡越前守が、当時「かねやす」のあった三丁目を境に江戸城側を土蔵造り・瓦屋根にするようお達しをだしたそうです。
 結果どうなったかというと、江戸城側から「かねやす」までは立派な瓦葺、その先は板や茅葺の町並となって、「本郷も~」の川柳が歌われたわけで。この「かねやす」、享保年間(1716~1736)に、兼康祐悦という歯科医が小間物店を開き、乳香散という歯磨き粉を売り出し、大当たり。そのあと、のれん分けした芝明神前の「兼康」とあいだに元祖争いが起きたとか。そこで、ここでもまた大岡越前守が、「本郷は仮名で、芝は漢字で表記するように」と名裁きを下し、それ以来、本郷にある場所には、「かねやす」の名で、いまでも小間物店がつづいるということ(なんと約四百年!)。ちなみに芝の方ですが、いまはもうないようですね。

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神田明神 [散歩]

 平将門公首塚につづいて、将門公つながりでやってきました。将門公の霊を祀った神田明神です。JR御茶ノ水駅から徒歩五分ほどで到着。近くには、湯島聖堂、ニコライ聖堂、秋葉原、順天堂大学病院(JIN-仁-のロケ地、仁先生がタイムスリップしたところ!)といろいろなスポットが密集しています。
 ある意味、ここもパワースポットかも。
 境内はけっこう広くて、奥の社殿では、神前結婚式が進められていました。おごそかな雰囲気です。
 今年(平成27年)は、ご遷座400年奉祝の年だそうで、神田祭は盛大に大祭を行うそうです。
 将門公を祀った神社ですが、こちらはゆるキャラ(神田明神のマスコットは、江戸っ子「みこしー」)つくったり、LINEスタンプ(神田明神キャラクターズとか)配信したり、いまどきです。それでもさすがに将門公をゆるキャラ化するのは怖いのか? なにせ歴史上有数の怨霊だったお方……。
 将門公を題材にしたのは、海音寺潮五郎先生の『平将門』『海と風と虹と』。大河ドラマでは、両作を原作とした『風と雲と虹と』があります。子供心に平将門役の加藤剛さんがかっこよくてオーラを放ってました。このあたりの印象もあって、将門公は自分の中では「反骨の英雄」です。

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平将門公首塚 [散歩]

 大手町駅C4出囗から100メートルほど行くと目の前に皇居が広がります。その手前の大手町のビジネスオフィス街、高層ビルの谷間にひっそりとその空間はあります。樹木の奥に人の背丈ほどの石の塚があり、花が生けられ、線香の煙がたちのぼり、ここだけぽっかりと別世界。まさに都心の異空間です。
 明治以後には大蔵省が、戦後まもなくにはGHQが、この塚を移転させようとするたび、事故が起こり頓挫したという逸話は有名です。荒俣宏先生の『帝都物語』ではこのあたりを題材にしてましたね。
 道を挟んだ対面のビルが建設中だというのに、(いま思い返してみると、)しんとして音が聞こえなかったような気がします。
私は「感じない」ほうなんですが、それでもなにやら気圧されて、背筋がのびました。都内有数のパワースポットと言われていますが、まさにといった感じ。
 この日は小雨が降っていたのですが、訪問者が途切れませんでした。背広姿のサラリーマン、若い女性、外国人観光客の老夫婦などまさに老若男女……。
 敷地内の立札には、ここは酒井雅楽頭の上屋敷の中庭で、歌舞伎の「先代萩」で知られる、伊達騒動、伊達安芸・原田甲斐が殺害されたところだとありました。私にとっては歌舞伎より山本周五郎先生の『樅の木は残った』の方がなじみがありますが。それにしても酒井家は江戸屋敷の中庭に将門公の塚があったことをどう思って過ごしていたんでしょう? ひとつ気になりました。

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新刊 [本]


江戸剣客遊戯二 侍ふたり、暴れて候 (富士見書房 富士見新時代小説文庫)


時代小説『江戸剣客遊戯』の第二巻が発売となります。二巻を書く際も、多くの資料を読んで、いろいろ江戸巡りをして、完成まで四苦八苦でした。著者は生まれたときから東京下町に住んでおりますが、江戸という観点から自分の町を見ると、多くの新発見がありました。子供のときからなじみの菓子や神社、お寺が江戸時代の昔からあったことなど思うと、思わずニヤリとします。亀戸天神のそばにある船橋屋の葛餅など、幼稚園のころから意識せずに食べてましたけど、もともと美味しいのがさらに味わい深くなりました。味も気分に左右されるというわけで。

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●あらすじ
近頃市中を騒がす辻斬り。その現場を茶屋の看板娘お里が見てしまったことでその身が危うくなった。近侍として仕える新伍に請われ、彼女の護衛をすることになった柊虎之介。彼が転がりこんだのは、よりにもよって橘隆志郎の長屋だった。天の悪意と呼ばれたふたりの侍が、再び泰平の世に暗躍する悪を斬る!(裏表紙より)


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牛嶋神社 [散歩]

牛嶋神社に散歩してきました。下町の由緒正しき神社です。明治時代は、本所総鎮守で郷社に列格。現在は隅田川側の隅田公園にあり、閑静な佇まいです。貞観二年(860年)、慈覚大師の御神託により創建といいますから平安時代のころにはあったわけで。場所は墨田区向島。近所には、「桜もち」で有名な長命寺もあります。調べたところ、当神社はもともともっと北のほうにあったのですが、関東大震災で焼失し、昭和七年に隅田公園ができる際、現在の場所に移ってきました。もとの場所は墨堤常夜灯の東側のようです。かつての場所には記念標石があるようで、今回はいけず。いずれ散歩がてら探して場所を確認してみようと思います。創建時は、江戸幕府の江戸湾埋立の遥か前で、本所あたりまで江戸湾ですから、創建~江戸時代初期まではけっこう海に近かったわけですね。
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タグ:江戸 神社
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旧岩崎邸 [散歩]

一月四日、旧岩崎邸に散歩してきました。とにかく豪華です。木造です。いまでも敷地は広いですが、建設当時はさらに広大な庭だったよう。江戸時代は、越後高田藩、榊原家の中屋敷でした(忘れないためメモ)。この日は撞球室が限定公開。洋館と地下通路でつながっていて、庭先にある撞球室にまでいけるという設計。地下通路は非公開です。ちなみに室内は撮影禁止。
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共通テーマ:日記・雑感

ユーハイム [日常]

東京駅開業 100周年記念、限定パッケージで発売のユーハイムの「青森県産りんごのバウムクーヘン」。
焼き林檎が丸ごとバウムクーヘンの中に入っている逸品です。インパクトは半端ないですよ。

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共通テーマ:グルメ・料理

一般参賀 [散歩]

一月二日、皇居にいってきました。二重橋を渡って、天皇陛下の一般参賀へ。かなり混んでいました。
冬の一日でしたが、風もなく温か。皇居や東京駅を巡り、心地よい散歩日和でした。
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